インターナショナルなランチタイム
Guest Blogger 11月 28, 2016

街の中心部で過ごすランチタイム。ここヘルシンキでも、インターナショナルなコンセプトのレストランやカフェが増えています。今回はそんな中から、アクセスがよく気軽に入れるお店を、ここ1年ほどでオープンした最新のものを選んで4店ご紹介します。

 

Bystro

東西文化が出会う街とも称されるヘルシンキは、本場ロシアに勝るとも劣らない、ロシア料理の名店がいくつもあることで知られてきました。そんな中、Bystroはオールドマーケットホールの向かいという便利な立地に新しくオープンした、気軽に入れるスラビック・ビストロ。エキゾチックな中にもポップな雰囲気を残したフィンランド人オーナーのお店で、今年Visit Helsinkiでもランチに使用させていただきました。

 

マトリョーシカが目印!
マトリョーシカが目印!

 

ランチメニューの中から、Bystroオリジナルの「ブリニワッフル」をチョイスしてみました。イーストで発酵させ、固く泡立てた卵白を混ぜ込んだそば粉ベースのロシア風パンケーキ、ブリニをワッフルメーカーで焼いたもので、この日のトッピングはサーモンムース。サワークリームやレッドオニオンと一緒にいただきます。

 

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他にも、さまざまなトッピングが選べるアラカルトのブリニ、餃子にも似たダンプリングのペリメニ、ボルシチやセリヤンカ(ロシア語でソリャンカ)といったスープなど、特に秋冬のヘルシンキ滞在にお勧めの、身体の温まるメニューが楽しめます。

 

ヘルシンキ大聖堂など、19世紀のヘルシンキの街づくりに貢献した建築家エンゲル(C. L. Engel)が設計した建物にも注目
ヘルシンキ大聖堂など、19世紀のヘルシンキの街づくりに貢献した建築家エンゲル(C. L. Engel)が設計した建物にも注目

 

Info:
Eteläranta 16, 00130 Helsinki
+358 300 472 340
varaukset(a)bystro.fi
http://www.bystro.fi/

 

Papu Cafe

もともとは留学生としてフィンランドにやってきた二人の若いベトナム人女性が1年ほど前に開いたPapu Cafe。ヘルシンキ大聖堂・元老院広場の裏手に広がるエリア、クルーヌンハカ(Kruununhaka)の一角にあります。
もともとは仕事でこの近くに来て、時間調整のためにふらりと入ったのがこのお店との出会いだったのですが、まずコンデンスミルクを入れて飲むベトナムコーヒーやシュークリームといった、これまでヘルシンキのカフェではなかなかお目にかかることのなかったメニューにくぎ付けに。

 

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また、生春巻きやベトナム風サンドイッチといった軽いお食事もあります。

 

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でも、このお店のお勧めはメニューだけではありません。まず、ジャズを中心にしたBGMがとてもよい。数あるヘルシンキのカフェの中でも、正直ここまで本格的に音楽をセレクトしている店はほとんどないように思います。ここに来ると、音楽がカフェの居心地を大きく左右していることに改めて気づかされます。
店内は一見飾り気のない感じですが、ギャラリーとしてフィンランドの若手アーティストの作品が月替わりで展示されているほか、テーブル席、ソファ席、カウンター席と一通りあって、さっと立ち寄るだけでも、誰かとくつろいで時間を過ごすことも、PCを開いて仕事をすることもOK。実はいろいろなニーズに応える空間になっていて、ついつい長居したくなるのです。

 

窓辺のカウンターにもアート
窓辺のカウンターにもアート

 

次はどのタイミングで行けるかな…といつも楽しみになる、オーナーのさりげない工夫とクリエイティビティを感じるお店です。

 

Info:
Mariankatu 24, 00170 Helsinki
+358 44 239 3943
ask(a)papucafe.fi
http://www.papucafe.fi/
Ônam

もう一つ、気軽に立ち寄れるベトナミーズレストランを。以前トリ・クウォーターの一角にあったフォーのお店「HKI+」が進化して、この夏新たに「Ônam」としてフォーラム・ショッピングセンター1Fにオープンしました。
ショッピングセンターの中という立地にも関わらず、どことなく涼しげなインテリアのお店が生まれました。

 

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この日のランチは、ベトナム中部フエの名物だという牛肉入りの米麺「ブンボーフエ(Bún bò Huế)」にしてみました。本当は結構辛いらしいのですが、チリ部分を抜いてもらえるということで抜いてもらったところ、本来のブンボーフエとは違う見た目になってしまったかもしれません。お許しください(決して辛いものがダメというわけではないのですが、たまたまこの日はそのようにお願いした次第です)。

 

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ランチだけでなく、春巻きやアラカルト、デザートなど他のメニューも興味津々。いろいろ試してみたいお店です。

 

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Info:
FORUM HELSINKI 1F
Mannerheimintie 14, 00100 Helsinki
+358 44 988 0738
INFO(a)ONAM.FI
http://www.onam.fi/

 

AKA Gastro Bar Oriental

街のど真ん中にあるデパート、ストックマンの北エスプラナディ通りからマンネルヘイム通りに面した細いL字型のスペースに、この9月新しいガストロバー「AKA Gastro Bar Oriental」がオープンしました。
お昼どき、窓越しに何やら麺類を食べている人がいるのを見つけ、好奇心にかられて入ってみると・・・そこにはヘルシンキにいることを忘れるような、異次元空間が広がっていました。

 

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ランチはアジアにインスパイアされたサラダバー、ヌードル+サラダのセットの2種類。特にサラダはとてもフレッシュでお勧めです。ポイントは「インスパイア」というところで、インテリアを含めて、どこでもない非日常を体験できるところがこのお店の真骨頂。
長年ヘルシンキのレストランシーンで活躍してきた、国籍の異なる3人のオーナーが「何か新しいものを生み出したい」と始めたお店。その意気込みとオリジナリティには、大いに刺激されます。

 

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シェフはメキシコ人のCesarくん。お客さんからのフィードバックも大歓迎だそうです。

 

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私はこのお店の斜め上をいくフュージョン感が妙に気に入ってしまい、夜も友人を伴って来てしまいました。日本なら当たり前の、お酒を飲みながら軽い食事ができるこのお店のような場所も、ヘルシンキにはなかなかありません。

今ならフィンランドのクリスマスドリンクのグロギやホットチョコレートのAKAバージョンなど、個性的なホットドリンクメニューも充実しています。

 

AKAスタッフのお勧めでオーダーした「Hot Choco Wasaaab」。思いがけない素材の組み合わせですが、とても美味しい。ノンアルコール、アルコールベースとも作ってもらえます。
AKAスタッフのお勧めでオーダーした「Hot Choco Wasaaab」。思いがけない素材の組み合わせですが、とても美味しい。ノンアルコール、アルコールベースとも作ってもらえます。

 

info:
Pohjoisesplanadi 41, 00100 Helsinki
+358 50 5696564
http://www.akagastrobar.fi/

 

寄稿:Makiko Lommi (Visit Helsinki Guide)