ヘルシンキ 夜遊びのススメ
Guest Blogger 12月 25, 2016

今年最後の記事。何を書こうか悩みました。暗い会場で乾杯しながらも、頭を巡るのは記事のテーマ。「グルメ?イベント?デザイン?」ステージに現れた今夜の主役に拍手を送りながら、引き続き巡る自問自答。「私に何が書けるだろう?」最初のサウンドを耳にして涙がこぼれた瞬間、答えが出ました。今年の締めくくりは、私自身の好みを皆さんに押し付けることにします。テーマは、夜遊び。

 

night life 1

 

時差の関係もあり、フィンランドの夜は早い時間に眠くなるという方も多いと思います。日中に色々と動き回るご旅程ならなおのこと、ディナーの後はホテルでのんびりしたいですよね。

 

でもですよ。旅人(予備軍含む)の皆さん、胸に手を当てて、よく考えてください。旅は非日常。いつもしないことをしてみたい気持ちも実はありませんか?毎晩とは言いません。ご旅程中の一晩でも、夜遊びしてみませんか?

 

私がお勧めする夜遊びはライブ。コンサートよりも気軽に普段着で、クラブよりも落ち着いて楽しめる気がします。

 

photo by Tommi Tapola
photo by Tommi Tapola

 

ステップ1

ライブの情報をチェックしましょう。ライブハウスのウェブページを事前に確認できると、オンラインでチケットを買うことができる場合もあってとても便利です。(事前にチケットを販売していても、当日券もあることが殆どですが。)ヘルシンキ中心部であれば、G Livelab(デザイン博物館近く)やKOKO Jazzclub(ハカニエミ市場近く)がお勧め。チケットを買ってまでは気が進まなくても、お食事やお酒にプラスアルファして楽しみたい時にはPjazza(ブレヴァルディ通り近く)、Juttutupa(これまたハカニエミ市場近く)なども日によってライブがあるのでチェックする価値ありです。

 

ステップ2

当日会場へは、チケットの他に身分証明書をお持ちください。年齢制限がある場合、入場時に提示を求められることがあります。コートなどをクロークに預けて(チケット代に含まれない場合は現金でクローク代を支払)準備完了。

 

ステップ3

バーカウンターで、ドリンクを購入します。押しつけついでにお勧めしますが、「なんでもいいなあ」という方は是非ジントニックで!バーテンダーに「ジンは何にする?」と聞かれたら「ナプエ!」が合言葉。Kyrö distilleryの手がける森の香りのジンNAPUEは、まさにフィンランドの味。アルコールが大丈夫な方には是非召し上がっていただきたい一杯なのです。

 

Night Life 3

 

 

ステップ4

席は自由席がほとんど。開演時間を少し過ぎると、主役がステージに登場しておもむろにライブが始まります。大幅に開演時間を過ぎることもあまりなく、ライブ自体もアンコールがあってスムーズに終わるというスタイルがほとんど。演奏中も写真を撮ったり、静かに聴き入ったり、どんどん飲んだり、人それぞれに楽しむのが主流。「マナーは?ルールは?」という心配は全く必要ありません。

 

photo by Tommi Tapola
photo by Tommi Tapola

 

↑のライブ画像は、クリスマス直前にG livelabで行われたTuomo Prättälä Trio Feat. Timo Lassyのもの。この記事テーマが閃いた夜です。クリスマス前のバタバタで心身ともに疲れていたのですが、美味しいお酒を飲んで美しい音を聴き、ポロポロ涙を流したら、たった2時間ですごくリフレッシュできました。

 

音楽の生演奏も、ライブの空間も、日本に買って持ち帰ることはできません。旅の間にしか体験できないスペシャルな夜遊び時間を、ぜひ満喫してください。

 

寄稿:歌野 嘉子