フィンランドの可愛いテキスタイルブランド① —街で見つけた魅力の布—
Guest Blogger 11月 27, 2016

フィンランドといえばシンプルで美しいデザインが有名ですよね。なかでもマリメッコやフィンレイソンなど、テキスタイルのブランドは特に日本でも人気がありますが、他にもオリジナルのテキスタイルを発信するブランドが実はたくさんあります。これから2回にわたってフィンランドの魅力的なテキスタイルブランドをご紹介したいと思います。1回目は、ヘルシンキにショップを構える注目のブランドを3つご紹介します。

 

1.カウニステ

 

kaunis_00

 

北欧の才能ある若手デザイナーと経験豊かな職人が手を組んで2008年に誕生したブランド。鮮やかで斬新なデザインと伝統的なシルクスクリーンプリントの技法を掛け合わせ、暮らしに喜びを添える製品作りを目指しています。

 

今回はヘルシンキに今年11月オープンしたばかりの新店舗、カウニステ-ヘルシンキ大聖堂店-をご紹介します。場所はその名の通り、ヘルシンキ大聖堂の真正面。観光バスが行き交う賑やかな広場の一角にあります。

 

kaunis_01

 

鳥のサインが目印。大きな窓はテキスタイルと同じパターンのステッカーで飾られていました。

 

kaunis_02

 

店内は明るくすっきりとしたイメージで、カウニステの可愛らしい雰囲気にぴったり。冬の暗くて寒い街の空気を明るく照らしてくれているようです。定番のキッチンタオルをはじめ、トートバックや木のトレー、iPhoneケースなど、生活に取り入れたくなるようなアイテムが並んでいます。どれも可愛くて目移りしてしまいますね。そんな中、店員さんがオススメのアイテムを教えてくれました。

 

kaunis_03

 

こちら、今期の新しい柄「Potpourri」はポプリ(ドライフラワー等に香りをつけて容器に入れたもの)のイメージ。フィンランドの人気イラストレーター、マッティ・ピクヤムサによる絵心溢れるデザインです。お部屋にクッションを置くだけでなんだかいい香りまでしてきそう。店員さんのエプロンも素敵ですね。

 

kaunis_04

 

お店の入り口で撮ったこの写真、空の植木鉢がたくさん積んでありますが何に使うのかわかりますか?なんとこちらの店舗では植物を預かってくれるサービスを始めたそう。旅行などで家を留守にする際は是非家にある植物を持ってきてくださいね!とのこと。ウェブショップから商品はいつでもどこでも買えるようになってしまったけれど、お店だからこそ出来ることをもっと積極的に発信していきたい、これからワークショップなどのイベントも行いながら、是非ブランドの雰囲気をその場で味わって欲しい!ということでした。まだオープンしたばかりで植物はそれほど多くありませんでしたが、今後テキスタイルの商品と一緒に店内にたくさんの植物が並ぶのを想像してワクワクしてしまいました。

 

カウニステーヘルシンキ大聖堂店—

Aleksanterinkatu 28, 00170 Helsinki

営業:火曜-金曜(11:00-18:00)土曜(11:00-16:00)

定休:日曜・月曜・祝日・年末年始

※クリスマスの休業日:2016年12月24日(土)-2016年12月27日(火)

※年末年始の休業日:2016年12月31日(土)-2017年1月2日(月)

http://www.kauniste.jp/

 

2.ラプアンカンクリ

 

lap_00

 

フィンランド北西部にある小さな町ラプアにて、1973年に設立された家族経営のブランド。代々受け継がれてきた優れた織の技術と、選び抜かれた良質な素材を使用し、環境に優しいもの作りを目指しています。

 

こちらもヘルシンキ大聖堂の近く、港の見える風情ある石畳の通りにお店を構えています。

 

lap_01

 

訪れた日はちょうどクリスマスツリーが店頭で出迎えてくれました。

 

lap_02

 

店内にはブランケットや湯たんぽカバー、サウナで使うタオルなど、フィンランドらしい体がポカポカと温まりそうなアイテムが色別にずらりと並んでいます。シンプルで使い心地の良さそうなものばかり。ナチュナルな色使いは使う場面を選びません。

 

lap_03

 

「色は毎回、自然からイメージを得ているんです。」と丁寧に店員さんが説明をしてくれました。「この緑は苔のイメージ。その隣の青は雨のイメージで、濃い青はブルーベリー、あっちの黄色はクラウドベリーよ。」なるほど、聞くとパッとフィンランドの自然が目に浮かんでくるよう。素材にもこだわりがあり「 良質なリネン素材を多く使っています。リネンは綿よりも生産過程で水を使う量が少なく、環境に優しいのです。」実際に手にとってみると質が良く肌触りの良い生地ばかり、そのこだわりを肌で感じることができます。

 

また、日本のお客様にはポケット付きのブランケットと湯たんぽカバーが特に人気だそう。日本の冬は家の中が寒いだけあって、とっても重宝しそうですね。 フィンランドの心温まるテキスタイルを見つけに是非足を運んでみてください。

 

ラプアンカンクリーヘルシンキ店—

Katariinankatu 2, 00170 HELSINKI

営業:月曜-金曜(11:00-18:00)土曜(10:00-16:00)

※祝祭日などの営業時間はサイトにてご確認ください

http://www.lapuankankurit.fi/en

 

3.ヨハンナグリクセン

 

johanna_01

 

テキスタイルデザイナー、ヨハンナグリクセンによる1989年に誕生したオリジナルの織物を扱うブランド。自然の素材を生かした大胆でシンプルな幾何学模様の柄の布は快適で使いやすく、伝統的なインテリアにもモダンなインテリアにも馴染むデザインが人気です。

 

ヘルシンキのお洒落なお店の並ぶプナヴオリ地区に小さなお店を構えています。

 

johanna_02

 

入り口の窓には、切り絵を使ったクリスマスのデコレーションが。

 

johanna_03

 

こじんまりとした店内に、鞄やポーチ、クッションカバー等が綺麗に並んでいます。厳選された素材と色が美しく、シンプルでありながらきめの細やかな幾何学模様の布は、どこか日本的な雰囲気をも感じさせます。

 

johanna_04

 

「今期の新しい色、ダークボルドーがこれからの季節お薦めです。」と話してくれたのは店員のアウニさん。「今まであったボルドーカラーに黒い糸を掛け合わせて新しくダークボルドー色が完成しました。フィンランド人は黒やグレーが人気だけれど、日本の方にはカラフルなものも人気です。是非実際に手に取ってお気に入りの色を見つけてくださいね!」新色のダークボルドーはまさに小豆色。日本人にも馴染みのある色でインテリアにも洋服にも合わせやすそうです。

 

johanna_05

 

お店の奥には布が色別にずらりと積まれていてまるでアトリエのよう。また、そこに置かれたヨハンナグリクセンの布が使われた家具はとても美しく存在感があります。伝統を生かしながらも現代に通用するデザイン、そして洋室だけでなく和室にもしっくりくる魅力的なテキスタイル、ヘルシンキに来たら是非訪れて欲しいお店の一つです。

 

ヨハンナグリクセンーヘルシンキ店—

Fredrikinkatu 18,00120 Helsinki

営業:月曜-金曜(11:00-18:00)土曜(11:00-15:00)

※祝祭日などの営業時間はサイトにてご確認ください

http://www.johannagullichsen.com/

 

以上、ヘルシンキにショップを構える注目のテキスタイルブランドを3つご紹介しました。それぞれにフィンランドらしさがたっぷり詰まった布、是非自分のお気に入りを探しにお店に足を運んでみてください!

 

寄稿:Emi Viitanen