ヘルシンキで絶対に食べたいグルメ3選!
Guest Blogger 11月 25, 2016

 

こういうタイトルのガイド案内をウェブ上で目にする度、なんとなくため息をついてしまっていました。食べたいものは人それぞれのはずで、こういうガイド情報はせっかくの旅人の自由な出会いを奪ってしまわないかと危惧していたからです。

 

cathedral by Yoshiko Utano

 

「絶対に見に行きたい名所、ヘルシンキ大聖堂!」

 

このくらいならまだ分かるのですが、食べ物くらい好きに選ばせてよ・・というのが本音だったわけです。

 

ところが!

 

この秋久しぶりに体験した「右も左も分からぬ海外旅行」をきっかけに、そんな考えが少し変わりました。私が旅をしたのは上海と香港だったのですが、香港はまだ英語が通じるにしても、上海は英語すらほぼ無駄。何も分からぬ中、食事に「自由に」出会うなど至難の技。現地に暮らす友達に会うでもなく、ひたすら観光客だったのでなおさらです。

 

少々背徳感を感じながら開いた「グルメ10選(仮)」のウェブサイト。書いてある通りのお店に、書いてある通りに行って、書いてある小籠包を食べてみました。

 

お、美味しい・・・。

 

もちろん味も美味しかったのですが、ある種の「到達感」のなんと味わい深いこと!初体験でした。言うならば、地図を手に秘宝を探し当てるような・・。

 

これも旅の醍醐味と肌で感じた今、ヘルシンキを旅なさる皆さんにも宝探しをしていただくことはできないかなと私自身の「グルメ3選」を考えてみました。(前置きが長くてスミマセン。)

 

1 ニシンのフライとビール

 

Muikku by Yoshiko Utano

 

フィンランド料理の醍醐味は、素材の味を生かした素朴な美味しさ。ニシンのフライを美味しそうに頬張る現地の人たちを見ていると、それがより一層実感できます。老舗のレストラン・サルヴェ(Ravintola Salve)やユットゥトゥパ(Juttutupa)は昔から変わらない味が楽しめる名店。ビールとのセットで、ヘルシンキの夜は至福です。

 

Ravintola Salve

Hietalahdenranta 5 C (ヒエタラハティ市場の南側へ道を渡る)

 

Juttutupa

Säästöpankinranta 6(ハカニエミ市場から西側の海方面へ徒歩)

 

2 爆弾ミートボール

 

meatballs by Yoshiko Utano

 

肉派の人には絶対にミートボール。ただしその辺のミートボールとは違いますよ!子供の拳ほどはあろうかという特大のミートボールはにくにくしいジューシーな食感が魅力。隠し味にお酒を加えたコクのあるブラウンシーストリンゴンベリーの酸味も相まって、飽きがきません。街歩きの締めくくりにこれをいただいた日には、翌日に向けて疲労回復どころか、より一層動ける体に進化しそうです。ガイドブックでもおなじみのレストラン・トリ(Ravintola Tori)か、地元密着型の姉妹店レストラン・アルッピトリ(Ravintola Alppitori)で食べられます。

 

Ravintola Tori

Punavuorenkatu 2(トラム3番でViiskulma停留所前に見える広場)

 

Ravintola Alppitori

Kirstinkatu 15(大きなSturenkatuとKirstinkatuの角)

 

3 ふっくり特大シナモンロール

 

柔らかくて甘いもの、ってそれだけで幸せです。フィンランドの「甘いもの」と言えばシナモンロール。食べなきゃいられない定番こそ、本当に美味しいものを食べたいものです。カフェ・サクセス(Cafe Success)のシナモンロールはまさに「美味しい定番」。ふっくりと焼きあがった生地が、さらに特大であることがポイント。

 

Pulla by Yoshiko Utano

 

文字通り、口いっぱいに頬張る形になり、幸せが増幅します。フィンランドの人達の生活にコーヒーやプッラ(甘いパン)が欠かせないという文化も少し肌で理解できるような気もします。

 

Cafe Success

Korkeavuorenkatu 2(デザインミュージアム前の通りをさらに南下)

 

ヘルシンキで宝探し、楽しんでくださいね。

寄稿:歌野 嘉子